法輪寺(ほうりんじ)は徳島県阿波市土成町土成にある高野山真言宗の寺院。四国八十八箇所霊場の第九番札所。正覚山(しょうかくざん)菩提院(ぼだいいん)と号する。本尊は涅槃釈迦如来。
巡錫中の空海(弘法大師)が白蛇を見、白蛇が仏の使いといわれていることから釈迦涅槃像を刻んで本尊として開基したと伝えられている。当初は現在地より4キロメートル北方の法地ヶ渓にあり白蛇山法林寺と号した。病気を治してくれるご利益があるとされています。
法輪寺のパワースポット・見どころ
鐘楼門
法輪寺の山門は鐘楼門で、2階には鐘があります。1階には金剛力士像が隠れていて、鐘楼門と仁王門が合体しています。
本堂
鐘楼門から本堂まではそれほど距離もなく、法輪寺はコンパクトな境内のお寺で段差が少なくフラットです。本堂と大師堂は回廊でつながっています。
本堂の中には山もりのわらじです。昔、お遍路をしていた足が不自由な方が法輪寺の境内に入ると不思議と足が軽くなり、杖なしで歩けるようになったという伝承があります。それ以降、法輪寺は健脚祈願のお寺として信仰されています。
四国八十八ヶ所霊場
古来、四国は国の中心地から遠く離れた地であり、様々な修行の場であった。讃岐で生まれた弘法大師もたびたびこの地で修行をし、八十八ヶ所の寺院などを選び四国八十八ヶ所霊場を開創したと伝えられる。その弘法大師の御跡である八十八ヶ所霊場を巡礼することが遍路である。
四国八十八ヶ所では、本堂のほかに弘法大師(空海)を祀る大師堂が必ずあり、遍路の際には本堂と共に大師堂にも参拝する。
参拝は本堂の前で納め札を納め読経をしたあとに、同じように大師堂の前でもお参りし、その後に納経所で納経帳などに朱印をしてもらうのが一般的である。
札所を巡礼することを「打つ」という。これは自分の名前を書いた木札をお寺に打ち付けていたことに由来する(現在は納札)。一番札所より始めて八十八番札所まで番号順に巡ることを「順打ち」、反対が「逆打ち」と言う。1回の「逆打ち」は「順打ち」3回分のご利益があると言われているが、「逆打ち」を一番最初に行ったのは伊予の国の衛門三郎と言われている。彼は弘法大師に会いたい一心で霊場を逆から回った。すべての霊場を一遍に打ち上げることを「通し打ち」、適当に区間を区切って打つのを「区切り打ち」という。巡礼は必ずしも「順打ち」する必要はなく、また「通し打ち」をしなければならない理由もない。また「一国参り」といって一つの県を一国にして回ることもある。
Info
参考URL | 正覚山 菩提院 法輪寺 – 四国八十八ヶ所霊場会 |
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アクセス | JR徳島線鴨島駅から4.6km・徳島バス二条 鴨島線に乗車し「二条」バス停で下車、法輪寺まで1.8km |
拝観時間 | |
拝観料 | |
住所 | 〒771-1506 徳島県阿波市土成町土成田中198−2 |
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