王ヶ鼻(おうがはな)は、長野県松本市の美ヶ原高原にある標高2008mのポイント。松本市側に突き出た尾根の端の部分で、松本市街地や北アルプスなどを一望できる。
御嶽信仰による石仏が置かれている。
石仏は落雷によって磁石になっているため、ここでは方向磁石が狂う。薄い板をたくさん重ねたような溶岩の板状節理(ばんじょうせつり)が見られる。自己覚醒や人生開運にご利益があるとされています。
パワースポット 王ヶ鼻
美ヶ原高原で有名なパワースポットとして知られる「王ヶ鼻」。雲に浮かぶような北アルプスが見渡せる標高2,008mのところに位置し、南アルプスや御嶽山(おんたけさん)、さらに天気が良ければ富士山も眺められます。
王ヶ鼻の山頂付近は岩々から成っており、江戸時代の石仏が鎮座しています。石仏は山岳信仰の聖地である御嶽山の方向を向いていることから、信仰においても重要なパワースポットであったことが分かります。
過去に何度か落雷を受けているという石仏ですが、変わらぬ姿で佇む様子には力強さを感じさせてくれます。
美ヶ原
美ヶ原は、広大な高原の景勝地として古くから知られ、日本百名山にも選ばれています。標高2000mの高原台地で、付近に高い山がなく、360度の大パノラマが楽しめます。北・中央・南の3つのアルプス、八ヶ岳、天気が良ければ遠くに富士山も見えます。市街地から離れ、空気が澄んでいるので、天体観測にも最適です。「美ヶ原」という名称は、近年に観光のために付けられたのではなく、江戸時代の初期にすでに「うつくしが原」と呼ばれていたようです。
また、美ヶ原高原は高山植物の宝庫でもあり、特に、6月下旬から7月上旬に咲くレンゲツツジは、左のような、放牧されている牛とセットの写真が有名です。
美ヶ原高原を登るハイキングコースは数多くありますが、ここでは、その中でも代表的な、松本側からの道路の終端の「天狗の露地」駐車場から山頂の王ヶ頭を経由して美しの塔まで歩くコースを取り上げます。
上田・ビーナスライン側からは、「美ヶ原高原ホテル山本小屋」横の駐車場に停め、そこから15分ほど歩くと「美しの塔」なので、下記のコースとは逆に、王ヶ頭まで歩いて登り、引き返すコースになります。
美しの塔
美ヶ原高原の広大な平地にひときわ目立つ「美しの塔」が建っています。この塔はいまや高原のシンボル的な存在となっていますが、元々は避難塔として建てられたもの。美ヶ原はその立地と気候により霧が濃くなることが多く、遭難が多く発生した過去があります。その対策のひとつとして建てられたのが、「美しの塔」なのです。
高さ約6mの塔は、美ヶ原とゆかりのある人物の文学碑としての意味も込められています。南側の面には、美ヶ原を愛した自然詩人・尾崎喜八の詩が刻まれており、北側の面には美ヶ原の登山道を整備し、その名を広めた人物・山本俊一翁のレリーフが埋め込まれています。塔からの遮るものがない絶景は、大自然の雄大さ、力強さを感じられます。
Info
参考URL | 王ヶ鼻 | ビーナスライン |
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住所 | 〒390-0222 長野県松本市入山辺 |
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類似のパワースポット
長野県茅野市:霧ヶ峰
霧ヶ峰(きりがみね)は、八ヶ岳中信高原国定公園中部にあり、長野県茅野市、諏訪市、諏訪郡下諏訪町、小県郡長和町にまたがる。フォッサマグナ沿いに噴出した楯状火山である。最高峰は、車山(1,925m)。山地帯夏緑樹林と亜高山帯針葉樹林の境界付近に存在する。
古来、カヤ類が刈り取られ利用されてきたため、山頂部は草原となっている。現在では、わずかずつ樹林面積が増加しつつある。
自然の作り出した空の属性のパワースポットと言われる。その中でも八島湿原(八島ヶ原湿原)は、特に注目されている。健康長寿、家内安全、恋愛祈願にご利益があるとされています。
長野県伊那市:分杭峠(ぶんぐいとうげ)
分杭峠(ぶんぐいとうげ)は、長野県伊那市と下伊那郡大鹿村の境界に位置する標高1,424mの峠。
静岡県浜松市の秋葉神社へ向かう街道として古くから利用された秋葉街道の峠の一つです。
秋葉街道は西日本の地質を内帯と外帯に二分する中央構造線の断層谷を利用した街道であり、分杭峠は中央構造線の谷中分水界にあたります。
分杭峠は、一部の人々から「健康に良い『気』を発生させるゼロ磁場地域である」と言われ、マイナスイオンブームの際にマスコミに取り上げられました。
中国の気功師・張志祥が来日した際、分杭峠に「気場」を発見したとされています。
日本最大、最長の巨大断層地帯である中央構造線の真上にあり、2つの地層がぶつかり合っている、という理由から「エネルギーが凝縮しているゼロ磁場であり、世界でも有数のパワースポットである」とされています。
2009年にテレビ・ラジオや雑誌で分杭峠のゼロ磁場が大きく取り上げられ、分杭峠に来る観光客が急増した人気パワースポットです。
分杭峠の水がゼロ磁場の秘水として販売されている。血液のph7.4と同じ数値の弱アルカリ性だといわれています。
長野県長野市:戸隠山
「戸隠(とがくし)」の名は、「天照大御神(あまてらすおおみかみ)が、高天ヶ原の天の岩戸に隠れたとき、天手力雄命(たじからをのみこと)が、その岩戸をここまで投げ飛ばし、世に光を取り戻した。」との伝説による。廃仏毀釈までは聖観音菩薩を祀っていた。縁結び・ビジネス・仕事・癒し・浄化・厄除けなどのご利益があるとされています。
中腹には戸隠神社(奥社)がある。同じく修験道場として有名な飯縄山は東南東へ直線で約10kmほどの場所にある。また、北方約 4kmには高妻山がある。
古くから修験道場や戸隠流忍者の里とされ、周辺は蕎麦(そば)の名産地として知られる。
戸隠山は鬼女紅葉の伝説としても名高く、紅葉のパワースポットといわれています。紅葉伝説(もみじでんせつ)とは、信州戸隠、鬼無里(現・長野県長野市)に伝わる鬼女にまつわる次のような伝説である。