浄真寺(じょうしんじ)は東京都世田谷区奥沢七丁目にある、浄土宗の寺。山号は「九品山」。
「九品仏」(くほんぶつ)とは、同寺に安置されている9体の阿弥陀如来像のことであるが、一般には同寺の通称となっている。
浄真寺には、「お面かぶり」と呼ばれる仏教行事がある。正式には「二十五菩薩来迎会」といい、3年に一度、本堂と上品堂の間に渡された橋を菩薩の面をかぶった僧侶らが渡るというものである。菩薩の来迎の様子を表すものだという。都の無形文化財に指定されている。
九品仏浄真寺のパワースポット・見どころ
九品仏浄真寺(くほんぶつじょうしんじ)は東京都世田谷区にある寺院で、その広大な敷地内には多くの木々が植えられています。秋は紅葉、春は花の開花、毎年見頃の時期になると多くの観光客で賑わいます。東京にいることを忘れてしまいそうな洗練された空間に、つい長く拝観してしまいたくなる美しいお寺です。九品仏とは浄真寺の山号ですが、寺院の置かれている9体の阿弥陀如来像のことでもあります。
総門
最寄り駅の九品仏駅から参道を歩いてくと、最初に目に入る門が「総門」です。大きな屋根と存在感のある扁額が参拝者を受け入れます。現在この門の屋根は銅板が組み込まれていますが、昭和40年以前までは茅葺屋根だったことでも有名です。
総門の先は仏様の御庭ですので、厳粛な心で中に入りましょう。絶対しなければいけない決まりはありませんが、拝観マナーとして総門の前では一礼しておくことが望ましいです。
仁王門
総門の次は仁王門をくぐります。左右には全身が真っ赤な2体の仁王像が安置されています。左が「吽形像」右が「阿形像」と呼ばれています。楼閣の二階部分には二十五菩薩像や阿弥陀如来像も置かれています。
仁王像(金剛力士像)
仁王像(金剛力士像)とは仏教における守り神です。門前に仁王像を置く主な理由は、阿形象と吽形象が金剛杵と呼ばれる武器を持って寺を敵から守ってくれることです。にらみつけるような険しい表情をしている理由はこのためです。
閻魔堂
仁王門に入る前には閻魔堂があり、その中には閻魔様の像が置かれています。その距離が近いこともあって目の前で拝観する閻魔象は迫力満点です。大人でも怖がってしまうほどの、悪魔らしく恐ろしい表情が作り込まれているところが見どころです。
九品仏
本堂の反対側には、3つのお堂が隣接するように建っています。中には阿弥陀如来像が3体ずつ安置されており、合計9体の阿弥陀如来像を目の前に拝観することが出来ます。このことが九品仏浄真寺と呼ばれるようになった成り立ちです。また、頭部の鮮やかな青色が堂々とした佇まいをより際立てます。
本堂
靴を脱げば本堂の中を拝観することが可能です。入ってすぐ正面には黄金に光る本尊が大胆に座られています。さすが本堂に安置される仏像だけあって、阿弥陀如来像や閻魔象と比べても圧倒的な存在感を感じます。こちらは有形文化財にも指定されているとても神聖な仏像です。
九品仏浄真寺 ご利益
九品仏を開山した珂碩上人結縁の祈願をはじめ、各種ご祈願をお願いすることができるとされています。
安産、厄除、開運、家内安全、病気平癒、商売繁盛 など
九品仏浄真寺の紅葉
境内には数多くのモミジがあり、紅葉のシーズンはとても素晴らしい光景が広がります。特に素晴らしいのが、総門をくぐった先の閻魔堂前の通路。京都の紅葉のように、赤一色というわけではありませんが、グリーン・イエロー・オレンジ・レッドからなるグラデーションのカレイドスコープワールドが広がっているのであります。
見頃の時期は、毎年11月から12月上旬頃です。特に美しい見頃は12月上旬頃
紅葉が美しい浄真寺として、テレビなどで多く目にします。それだけでなく雑誌などでも特集を組まれたりとかなり有名です。毎年見ごろを迎えると多くの人でにぎわいます。
お面かぶり
およそ25名の人が、菩薩のお面をかぶった状態で上品堂と本堂を結ぶ橋の上を歩く祭礼があります。これは3年に1度しか行われない行事なので、開催された年は多く見物客で大混雑します。またお面かぶりでしか手に入らない限定の御朱印もあるので、毎年行列ができることも珍しくありません。
Info
参考URL | 九品仏浄真寺 |
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アクセス | 東急大井町線 九品仏駅 |
拝観時間 | 6時00分~16時30分 |
拝観料 | |
住所 | 〒158-0083 東京都世田谷区奥沢7丁目41−3 |
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