鳥居観音は、埼玉県飯能市にある寺院で、救世大観音や、玄奘三蔵塔など堂塔が点在し、本堂には7つの観音像が祭られている。
この村出身の平沼彌太郎氏(旧埼玉銀行頭取)により、昭和15年に開山された。全山にまつられる仏像や建築物のほとんどは、亡母供養のために故平沼氏自身が作刻したものである。
境内では4月上旬には桜、4月下旬から5月にはツツジ、10~11月は紅葉が見ごろとなる。8月16日には流灯大供養が行われ、1000個以上の灯籠が名栗川に流される。諸願成就のご利益があるとされています。
鳥居観音のパワースポット・見どころ
本堂(七観世音菩薩)
ご本尊の聖観音を中央に七観世音菩薩が安置されております。毎日の朝晩のおつとめやご祈祷や先祖供養などが行われております。どなた様もご自由にお入りいただきお詣り下さい。
仁王門
当時は恩重堂に鳥居観音の本尊である聖観世音菩薩が安置されていたため、仁王門の仁王尊が観音の門番の意を表しておりました。
恩重堂
開祖、平沼彌太郎の母・志げの観音堂を建てるという遺言を実現しようと最初に建てたお堂です。現在は恩重堂として父母の像を安置しております。当初は母のために最初に彫った、鳥居観音の本尊である聖観世音菩薩と梵天、帝釈天が安置されておりましたが、現在では本堂に祀られております。
平和観音(地球愛護平和観音)
観音様の背に鳩の羽を模し、両手で霊水の入った壺を傾け、地球に注いで地球上のあらゆるものを浄化し、天地自然と共に人類の永久的繁栄を祈念して建立されました。見晴らし台になっており、雄大な山々の眺望も素晴らしいです。
玄奘三蔵塔
大鐘楼
山なみにこだまして殷々と響く鐘声に、心身ともに洗われるような心地になるでしょう。
玉華門
納経塔
ガンダーラ遺跡から発掘されたものを参考に、三蔵塔と大観音の中間の面白岩に建立されました。一万体観音のための一万巻の般若心経を始め、多数の写経が収められております。
救世大観音
大観音の堂宇内には阿弥陀如来像など多数の仏像が安置されております。また永代供養の悲願を込めた高さ33センチの観音一万体が奉られております。土日祝日(冬期を除く)には堂内を拝観することができます。また展望台は高さ27mあり、奥武蔵の山々を一望することができます。
大観音は日本寺院の建築様式の他にも、インドや中近東などの様式を取り入れており、中央入口の柱はギリシャ・クレタ島のクノックス宮殿の逆さ柱が取り入れられ、根本に三頭の獅子が回って堂宇を守っている彫刻が施されています。また入口の踏み石はセイロン島の寺院でよく見られムーンストーンの形式を取り入れたもので、御影の一枚石に唐草模様を薄彫したものです。堂宇内も数多くの彫刻が壁面に納められており、天井周囲のステンドグラスも特徴的です。
鳥居観音のご利益
諸願成就
願い成就の輪木り飛ばし
山頂(救世大観音)へ行く前に、「願い成就の輪木り飛ばし」に使う「輪木り300円」を、庫裡で購入しましょう。白雲郷で育ち祈祷されたスギやヒノキの「輪木り」に願いを書き、「輪木り」が土に還るころ、願いが叶うと言われています。
Info
参考URL | 鳥居観音 |
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アクセス | 西武池袋線飯能駅からバスで50分(国際興業バス名栗車庫・名郷・湯の沢行バス連慶橋下車徒歩5分) 連慶橋バス停から徒歩で5分 |
拝観時間 | |
拝観料 | |
住所 | 〒357-0111 埼玉県飯能市上名栗3198 |
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