調神社(つきじんじゃ、つきのみやじんじゃ)は、埼玉県さいたま市浦和区(旧浦和市)にある古社。式内社。正式には「つきじんじゃ」だが、地元では「つきのみや」ないし「つきのみやじんじゃ」と呼ばれることも多い。
ツキに恵まれる神社として、ツキにちなんだ狛犬ならぬコマウサギがいる神社として有名であるが、調は、租庸調の調であり、律令下に、都に納めるための調が集積された。
また、鳥居を建てないことになっていることでも有名である。勝負運、金運のご利益があるとされています。
調神社のパワースポット・見どころ
社殿
安政5年(1858年)に造営された調神社の社殿は、本殿と拝殿が一体となった総欅の権現造。旧本殿は、境内にある摂末社のひとつ「稲荷神社」の社殿となっています。調神社の周囲は、ケヤキやムクノキによる古木林が鎮守の杜を作っており、「調神社の境内林」としてさいたま市の天然記念物に指定。
狛うさぎ
神社・寺院入口の両脇や本殿・本堂の正面左右には、寺社を守る「狛犬」が置かれています。狛犬とは、無角の獅子と有角の狛犬が一対になった想像上の生物。ところが調神社には「狛犬」はおらず、「狛うさぎ」が神社を守っています。
手水舎のうさぎ
参拝者がお参り前に手や口を清める「手水舎」。一般的には、雲や雨を司る龍神様などから御神水が出ていますが、龍神様ではなく神様の使いの場合もあります。調神社では、月神の使いであり調神社の守り神にもなっている「うさぎ」の口から御神水が出ており「幸運(開運)の霊水」と呼ばれていますが、持ち帰りは禁止です。
稲荷社
稲荷社は現在の社殿に変わるまで江戸時代の中期に調神社本殿として建てられたものです。
調神社には鳥居がありませんが、摂末社に通じる参道入口には鳥居があります。旧本殿を社殿として使用した「稲荷神社」は、総欅の一間社流造。屋根は銅板葺となっています。
調神社の七不思議
- 鳥居がない
- 松がない
- 御手洗池(現在は消滅)に魚を放つとその魚は片目になる
- 兎が使姫
- 日蓮聖人駒つなぎの欅
- 蝿がいない
- 蚊がいない
御神徳
調神社の御祭神
調神社のご利益
勝運、金運、国土安泰、子孫繁栄、五穀豊穣、開運 など
行事
- 1月1日:歳旦祭
- 2月3日:節分祭
- 4月3日:春祭
- 6月30日:大祓式
- 7月19日:神幸祭
- 7月20日:例祭
- 11月23日:秋祭
- 12月12日:大歳市祭(十二日まち)
Info
参考URL | 調神社 | さいたま観光国際協会 |
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アクセス | JR京浜東北線「浦和駅」下車、徒歩10分 |
拝観時間 | 自由 |
拝観料 | 無料 |
住所 | 〒330-0064 埼玉県さいたま市浦和区岸町3丁目17−25 |
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