福聚山慈眼寺(ふくじゅさんじげんじ)は、大阪府大東市野崎にある寺院。「野崎観音(のざきかんのん)」「のざきの観音さん」として知られる。本尊は十一面観世音菩薩。宗派は曹洞宗。開運招運縁結び、安産、子育てなどのさまざまなご神徳があるとされている。
江戸時代より続く、有縁無縁問わずすべてのものに感謝を捧げる『野崎参り』で知られ、その期間である5月頭は参拝客で賑わう。人形浄瑠璃や落語の作品を通じても知られている。境内には南條神社や役小角像も鎮座し、神仏習合や修験道の歴史を今に伝えている。
境内からは吊り橋を通って河内飯盛山などへ至る登山道があり、休日は登山者も多い。また、毎週日曜日に座禅会が開かれており、毎月18日には写経会が開かれている。
野崎観音のパワースポット・見どころ
8世紀に行基がご本尊を彫り、この地に安置したことが慈眼寺のはじまりだと伝わっています。天平勝宝年間(749〜757)に大仏開眼のため、インドから来日した僧『婆羅門僧正(ばらもんそうじょう)』が『野崎の地は釈迦が初めて説法を行った『鹿野苑(ハラナ)によく似た風景だ』と話したそうで、それに感動した行基が十一面観音を彫みこの地に安置したのが始まりといわれています。
野崎詣り(のざきまいり)
元禄時代から伝わる行事『野崎詣り(のざきまいり)』は、正しくは無縁経法要というもので、有縁無縁のすべてのものに感謝のお経をささげる行事です。
江戸時代から300年以上も長く続き、落語の『のざきまいり』、東海林太郎の『野崎小唄』、『お染久松の恋物語』などで広く知られています。
かつては舟で行く人と陸で行く人とで罵り合って競り勝てば一年の幸を得られたという俗信(ぞくしん)があり、この時期になると周囲はとても賑わっていたと伝わっています。
本堂
本尊は十一面観音菩薩、脇侍仏として普堅菩薩と文殊菩薩。隅には四天王が守ります。縁結び、安産、子授けの御利益があると言われます。
昭和25年、日下大龍寺観音堂を譲り受け、解体移築したもので、棟木には元禄8年の銘があるそうです。
昭和25年、尾瀧一峰和尚が托鉢(たくはつ)した浄財により、東大阪市にある『大龍寺観音堂』を譲り受け、解体移築したものです。
托鉢(たくはつ)とは
僧が修行のため、鉢を持って、家の前に立ち、経文を唱えて米や金銭の施しを受けて回ることです。
涅槃図
慈眼寺 本堂の軒下には数えきれないお礼参りの張り子の犬がぶら下がっています。2月1日〜28日までご開帳されています。
張り子の犬(犬張り子)は子供の出生祝いの贈り物や安産のお守り犬です。
十六羅漢(仮羅漢堂)
羅漢は、釈迦の16人の高弟のことで、野崎観音の十六羅漢は、江戸時代から「のざきかんのん十六羅漢、うちの親父は働かん」と子供遊び唄にまで親しまれたそうです。昭和26年に山崩れがあり、羅漢堂は流失し羅漢像も損傷を受け、平成18年に修復し現在の仮羅漢堂に安置されています。
江口の君堂
本堂の右隣にあり、当山中興の祖、江口の君をお祀りしています。江口の君堂を左から年の数だけ回ると御利益があるそうです。
女性をお守り下さる仏様と言われ、縁結び・安産・子授け・婦人病などに悩むあらゆる女性をお守りくださるそうです。
野崎観音のご利益
野崎観音 ご本尊
野崎観音 脇侍仏
野崎観音 ご利益
Info
参考URL | 野崎観音|慈眼寺 |
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アクセス | JR学研都市線「野崎駅」から徒歩で8分 |
拝観時間 | 9:00~16:00 本堂 |
拝観料 | |
住所 | 〒574-0015 大阪府大東市野崎2丁目7−1 |
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グルメ
「お好み焼き」・「たこ焼き」・「串カツ」などが有名です。
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「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」・「あべのハルカス」・「海遊館」などが有名です。
お土産
「551蓬莱の豚まん」・「焼きたてチーズケーキ」・「堂島ロール」などが有名です。