薬王寺(やくおうじ)は、徳島県海部郡美波町奥河内にある寺院。四国八十八箇所霊場の第二十三番札所。
医王山(いおうざん)、無量寿院(むりょうじゅいん)と号す。宗派は高野山真言宗、本尊は薬師如来で厄除けの寺として知られる。厄払いで有名なパワースポットです。境内には厄払いのご利益が授かる場所が多くあります。
薬王寺のパワースポット・見どころ
厄坂
薬王寺の境内には厄払いのご利益が授かる場所がいくつもありますが、お遍路さんや参拝客に最も人気がある場所が厄坂と呼ばれる場所です。
仁王門
薬王寺の最初のおすすめすは仁王門です。仁王門は1835年に大工の槌谷悦藏によって建てられました。門の両側に仁王像が安置されています。仁王門をくぐると、厄払いのご利益がある女厄坂があります。
仁王門は2012年(平成24年)に解体修理が行われ、きれいになりました。その際、仁王像も修復されました。
本堂
薬王寺に次のおすすめスポットは本堂です。本堂は何度も火災に遭い、現在あるのは1908(明治41)年に再建されたものです。本堂には本尊の薬師如来が二体安置されています。
薬王寺は1188年に火災に遭い、建物の多くを失います。その際、厄除け本尊が自ら飛び去り難を逃れたと伝えられています。
堂塔が再建され新しい本尊が安置された際、元の本尊が戻って来て後ろ向きに厨子に入ったとされています。現在は「後向き薬師」と呼ばれ、秘仏となっています。
肺大師
本堂の裏に弘法大師の石像が祀られたお堂があり大師堂と呼ばれています。そのお堂の足元から湧水が出ていて、霊水とされています。
瑜祇塔
瑜祇塔は薬王寺のシンボルともいえる建物で、高さが29mあり、白と朱色の印象的な外観の塔です。内部に本尊の金色五智如来を祀っています。
この塔は、1963年(昭和38年)に建立されました。翌年が弘法大師が四国八十八か所霊場を開いて1150年にあたるため、それを記念して建てられたものです。真言宗の経典である「瑜祇経」を形にしたものとされています。
瑜祇塔の四方の柱の下にはそれぞれ亀の像があり、塔を支えています。拝観料を払うと内部に入ることができ、2階から四国の海や日和佐の街並みを見ることができます
絵馬堂
絵馬堂は、厄坂と随求の鐘とともに薬王寺の3つの大切な厄払いスポットの一つです。絵馬堂は女厄坂を登ったところにあり、お堂の前に抹香臼が置かれています。
大随求真言を唱えながら臼の中に入っている香を年齢の数だけ打つと、厄払いの他、無病息災のご利益があるとされています。
薬王寺の御本尊
薬王寺の御本尊は薬師如来で、2体あります。文治4年(1188年)の火災のとき、御本尊は玉厨子山(たまずしやま)へと自ら飛んで行き焼失を免れたという伝説があります。その後、後醍醐天皇が堂宇を再建するときに新しい御本尊を彫像したところ、元の御本尊が帰ってきて後ろ向きに厨子に入って自ら扉を閉めたといわれています。
薬王寺のご利益
ご利益:厄払い
徳島の薬王寺の最大のご利益は厄払いです。厄年の人はもちろんのこと、厄年ではない人もご利益を授かろうと1年を通してたくさんの人が参拝に訪れます。
境内には厄払いのご利益が授かる場所がいくつもあります。最も人気がある厄払いスポットが厄坂で、これを目当てに参拝に訪れる人もたくさんいます。その他にも絵馬堂や本堂など、厄払いのご利益が授かる場所があります。
初詣
薬王寺は四国の初詣スポットとしてたいへん人気があり、例年20万人以上の人出があります。
Info
参考URL | 四国第23番霊場 厄除の寺 薬王寺 |
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アクセス | 徳島バス 都市間バス大阪生見線 – 日和佐下車 (0.4km) |
拝観時間 | |
拝観料 | |
住所 | 〒779-2305 徳島県海部郡美波町奥河内寺前285−1 |
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