安楽寺(あんらくじ)は徳島県板野郡上板町にある高野山真言宗の寺院。四国八十八箇所霊場の第六番札所。温泉山(おんせんざん)瑠璃光院(るりこういん)と号する。本尊は薬師如来。
宿坊のラジウム鉱泉入りの薬湯も有名である。恋愛運アップ、縁結び、安産、家内安全、交通安全、厄除け、健康長寿などのご利益があるとされています。
安楽寺のパワースポット・見どころ
金剛宝拝殿
第6番札所安楽寺には本堂の前に拝殿があり、弘法大師の御誕生から御入定までの一代記が彫刻されています。
また、安楽寺には、温泉が湧いていて、ここにも「金の湯」「銀の湯」という温泉があります。参拝の方は是非このお湯を触らせていただくといいと思います。
そして、この拝殿は弘法大師さまの一代記の彫刻以外に、それぞれの干支の人々を守護するといわれる薬師十二神将像の十二支の冠にちなんだ十二支の動物の彫刻が奉納されています。(十二支に入れなかった猫の彫刻も奉納されています。)
大師お手植えの「さかまつ」
大師堂の庭園には、大師お手植えの「さかまつ」があります。
「さかまつ」は、弘法大師さまが42才(男性の大厄)の時に、猟師の弓矢から大師を守ったと伝わっています。厄除けの松として名高いですが、残念ながら2017年に枯れてしまったそうで、修行大師像のうしろに切り株だけが残っています。
多宝塔
境内でひときわ目立つ赤い建物が多宝塔です。多宝塔の内部に入ることはできませんが、極彩色の仏画や彫刻で極楽浄土が表現されているそうです。
お砂ふみ
多宝塔の周りでは「お砂ふみ」ができます。「お砂ふみ」とは、四国霊場のお寺の砂が埋められているところを歩くことによって、お遍路と同じ功徳が得られるという、手っ取り早くお遍路をコンプリートできるお参りの仕方です。
松本明慶師の仏像
安楽寺には、運慶・快慶の流れをくむ慶派の京都大仏師・松本明慶師(1945〜)が無名時代から彫り続けた仏像六十体が各御堂に祀られています。
大師堂の弘法大師像をはじめ、愛染明王、不動明王や、山門の仁王像も松本明慶師の作です。
安楽寺のガチャガチャ
お寺には珍しい「ガチャガチャ」が安楽寺の本堂にあります。
ガチャガチャにしたいアイディアを公募し、これまでに、勾玉、梵字マグネット、仏像フィギュア、石守りなどが商品化されています。
温泉
安楽寺の境内には温泉が湧き出ている。正面向かって右手が「金の温泉」。向かって左手が「銀の温泉」となっている。
安楽寺のご利益
恋愛成就・合格祈願・健康祈願・子授け祈願・子宝祈願 など
四国八十八ヶ所霊場
古来、四国は国の中心地から遠く離れた地であり、様々な修行の場であった。讃岐で生まれた弘法大師もたびたびこの地で修行をし、八十八ヶ所の寺院などを選び四国八十八ヶ所霊場を開創したと伝えられる。その弘法大師の御跡である八十八ヶ所霊場を巡礼することが遍路である。
四国八十八ヶ所では、本堂のほかに弘法大師(空海)を祀る大師堂が必ずあり、遍路の際には本堂と共に大師堂にも参拝する。
参拝は本堂の前で納め札を納め読経をしたあとに、同じように大師堂の前でもお参りし、その後に納経所で納経帳などに朱印をしてもらうのが一般的である。
札所を巡礼することを「打つ」という。これは自分の名前を書いた木札をお寺に打ち付けていたことに由来する(現在は納札)。一番札所より始めて八十八番札所まで番号順に巡ることを「順打ち」、反対が「逆打ち」と言う。1回の「逆打ち」は「順打ち」3回分のご利益があると言われているが、「逆打ち」を一番最初に行ったのは伊予の国の衛門三郎と言われている。彼は弘法大師に会いたい一心で霊場を逆から回った。すべての霊場を一遍に打ち上げることを「通し打ち」、適当に区間を区切って打つのを「区切り打ち」という。巡礼は必ずしも「順打ち」する必要はなく、また「通し打ち」をしなければならない理由もない。また「一国参り」といって一つの県を一国にして回ることもある。
Info
参考URL | 【公式】徳島県 温泉山 安楽寺 |
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アクセス | 板野駅からバスで20分 |
拝観時間 | 9:00~18:00 |
拝観料 | |
住所 | 〒771-1311 徳島県板野郡上板町寺ノ西北8 |
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