浄土寺(じょうどじ)は、広島県尾道市にある真言宗泉涌寺派大本山の寺院。山号は転法輪山(てんぽうりんざん)。院号は大乗院。本尊は十一面観音で、中国三十三観音霊場第九番札所である。良縁成就や必勝祈願のご利益があるとされています。
浄土寺と聖徳太子
616年に聖徳太子によって創建されたと伝えられています。足利尊氏が九州平定や湊川の戦いの際には戦勝祈願をした寺としても有名です。「本堂」「多宝塔」は国宝、「山門」「阿弥陀堂」は国重文、境内一帯は国指定文化財に指定されています。奥庭には伏見城から移築したといわれる茶室「露滴庵(国重文)」があります。先ほども紹介しましたが「奥の院(浄土寺山展望台)」から見下ろす尾道の風景は尾道を代表する風景の1つです。
多宝塔
浄土寺が建てられた時期はわかっていませんが、現在の本堂は鎌倉時代末期の1327年に建てられました。
その翌年1328年には国宝にも登録されている多宝塔が創建されました。
ご本尊は十一面観音です。頭の上に11の顔を持っている観音菩薩です。
11の顔は苦しんでいる人を見つけられるように、全方向を見守るためのものといわれています。それぞれの顔は人々を励ましたり、怒ったりしてくださります。
頭の上の前3面を菩薩面、左3面を瞋怒面、右3面を狗牙上出面(くげじょうしゅつめん)、後ろ1面を大笑面といわれています。
また、十一面観音のご利益は延命・十種勝利(現世利益)・四種果報(死後成仏)・病気治療などがあります。
ご利益
必勝祈願、開運招福全般、厄除け、傷病平癒全般、仔授け、安産 など
足利尊氏公が湊川の戦に赴く際に浄土寺で戦勝祈願を行い勝利を収めた事から、七佛めぐりでは仕事や就職活動やスポーツなどさまざまな場面であなたを守るご利益があるとされています。
尾道七佛めぐり
平安のいにしえより守りぬかれてきた尾道。その中心に位置する由緒ある七つの寺が、人々の間に今も伝わる信仰を明らかにしました。『癒しの町・尾道』の象徴として、宗派を超えての繋がりがやがて「尾道七佛めぐり」となったのです。
Info
参考URL | 浄土寺 | お寺 | 【公式】尾道 七佛めぐり |
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アクセス | 尾道駅からバスで10分(バス停「浄土寺下」下車) 徒歩で3分 |
住所 | 〒722-0043 広島県尾道市東久保町20−28 |
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広島県の旅行情報
観光地
「原爆ドーム」・「厳島神社」・「広島城」などが有名です。
グルメ
「お好み焼き」・「牡蠣」・「尾道ラーメン」などが有名です。