【三重】金剛證寺|パワースポット 金剛證寺

金剛證寺 三重県

金剛證寺(こんごうしょうじ)は、三重県伊勢市朝熊町岳にある臨済宗南禅寺派の寺院である。山号は勝峰山、院号は兜率院と称する。

草創は、欽明天皇の頃、暁台上人によって開かれ、平安時代には弘法大師(空海)によって堂宇が建立され、密教修業の大道場として隆盛を極めた。

本尊は虚空蔵菩薩である。御本尊は秘仏で、伊勢神宮のご遷宮の翌年に、二十年に一度のご開帳を厳修する。朝熊山(あさまやま)南峰(経ヶ峯)東腹にあり、「朝熊山」と呼ばれる場合がある。

昔より伊勢神宮の鬼門を守る寺として、神宮の奥の院ともいわれ、「お伊勢参らば朝熊をかけよ、朝熊かけねば片参り」と伊勢音頭の一節にも唄われた。陽の気が活発化しすぎて感情が不安定になっている時などに訪れると沈静化できるパワースポット。

【本堂】

金剛證寺の本堂「摩尼殿」は、1609年に起こった火災の後に徳川家康が池田輝政に命じて再建させたと伝わっています。桁行七間、梁間六間、一重、寄棟造り、向拝三間、檜皮葺、背面左右仏壇附属の建築で、外側は朱漆、内側は金箔押と、絢爛な桃山文化を感じさせる御堂です。

慶長14年(1609年)姫路の城主池田輝政公の寄進により再建されたもので七間六間、一重寄棟造り、向拝三間、檜皮葺の堂々たる巨宇で桃山時代の精華をつくした建物です。外部は朱漆、内部は金箔押です。伊勢神宮の奥の院ともいわれる如く、御本尊の福威智満虚空蔵菩薩とともに、天照大神をお祀りし神仏習合の思想を表しています。

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金剛證寺のパワースポット・見どころ

仁王門

仁王門

駐車場から境内に向かう時、階段の上に見えるのが「仁王門」です。仁王門の左右では、立派な仁王像が睨みをきかせています。現在の仁王門は1979年に再建されたもので、金剛證寺の中では比較的新しい門ではありますが、非常に重厚な雰囲気が漂っています。この仁王門が、金剛證寺の入口です。

連間の池

連間の池

金剛證寺の境内でまず目を引くのが、大きな池と赤い太鼓橋です。この池は「連間の池」と呼ばれ、金剛證寺を再興した空海が造ったものだと伝わっています。毎年5月中旬から9月にかけては、池全体を彩る睡蓮の花を見ることもできます。

蓮珠橋

蓮珠橋

連間の池に架かる太鼓橋の正式名称は「蓮珠橋」と言い、此岸と彼岸の境界の役割を果たしています。「此岸(しがん)」とは欲と煩悩にまみれた現世、「彼岸(ひがん)」は人々が欲・煩悩から解放された「あの世」を指しています。

蓮珠橋を渡ることはできませんが、橋の向こう側には「雨宝堂」が建っています。雨宝堂の中では「雨宝童子像」が祀られています。

雨宝童子像

雨宝童子像は、大日如来の化身とされる天照大御神が日向国(現在の宮崎県)に降りたった16歳当時のお姿を、空海が感得して刻んだ像であると伝わっています。神仏習合思想を表した貴重な文化財であるため、国の重要文化財に指定されています。

福丑と智慧寅

金剛證寺の境内には「福丑」と「智慧寅」という2体の像があります。「福丑」の頭の上には小さな大黒様が鎮座しており、触るだけで心が清く意思強固になり、福徳智慧の増強、身体健康の御利益があるそうです。

「智慧寅」は、金剛證寺の御本尊「福威智満虚空蔵大菩薩」のお智慧を頂いた寅です。こちらも福丑と同じように、触るだけで御利益を得ることができます。福丑・智慧寅の2体は、金剛證寺の境内でも特に人気があるパワースポットです。

厄除け地蔵尊

厄除け地蔵尊は別名「重軽地蔵尊(おもかるじぞうそん)」とも呼ばれており、手で持つことができる小さな地蔵尊です。この厄除け地蔵尊は、手順の通りに願い事をすると、願いを叶えてくれると言われています。

願い事の手順は、まず地蔵尊を持ち上げてから静かに台に戻します。次に、左に3回まわしながらご真言を唱えます。その後、願い事をして、もう一度地蔵尊を持ち上げます。最初よりも地蔵尊が軽く感じられたら、願い事を聞き届けてくれた証なのだそうです。

明星堂

明星堂

本堂から奥の院「呑海院」に向かう途中、ひときわ目を引く朱色の御堂が見えてきます。ここは「明星堂」という御堂で、伊勢神宮の鬼門除けとなる「明星天子」という仏神が祀られています。明星天子は別名「三光天子」とも呼ばれており、国土安穏・智慧成就の仏神であると言われています。

奥の院「呑海院」

明星堂から200~300mほど歩くと、鮮やかな朱塗りの「極楽門」が見えてきます。この極楽門の先は、金剛證寺の奥の院「呑海院(どんかいいん)」につながる道があります。極楽門をくぐった者はすべて極楽浄土に行けるという言い伝えがあります。

朝熊山

朝熊山は、金剛證寺の存在だけでなく、山そのものも信仰対象であると考えられています。平安時代末期には朝熊山で埋経信仰があり、当時の経筒や経塚が確認されています。

また、金剛證寺の奥の院まで塔婆を立てて死者を供養する「岳参り」「岳詣で」は、宗派に関わらず地域の慣習として根付いています。

十三参り

朝熊山信仰の象徴的な行事として、「十三参り」も挙げられます。これは、三重県の南伊勢および志摩半島全体で、近年まで行われていた風習です。十三参りは、男女ともに13歳を迎えると朝熊山に登るという、成人の儀式でした。

金剛證寺のご利益

伊勢神宮の外宮と内宮での参拝を終えたあと、最後に向かうのが、伊勢神宮の鬼門にあたる金剛證寺です。鬼門とは、隙がある方角のことです。その隙を補うために、鬼門にある金剛證寺に参拝をします。二見興玉神社でのお清めから金剛證寺での参拝までの一連の流れが、正式なお伊勢参りだと言われています。

金剛證寺のご本尊

金剛證寺のご本尊「福威智満虚空蔵大菩薩」は、その名の通り、福徳・威徳・智徳の三徳を併せ持っています。 頭脳活動以外の願いにも対応してくださる、格の高い菩薩です。

Info

参考URL 朝熊岳金剛證寺 | 公益社団法人 伊勢市観光協会
アクセス 伊勢西ICから車で20分(伊勢西ICより内宮方面へ。伊勢志摩スカイラインを経由し、車で20分。)
拝観時間 9:00~15:45
拝観料
住所 〒516-0021 三重県伊勢市朝熊町548
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