妙見山(みょうけんさん、みょうけんざん)は兵庫県川西市、大阪府豊能郡豊能町、能勢町にまたがる山。開運・勝負運にご利益があるとされています。
山頂直下には日蓮宗の関西地区における重要寺院である「無漏山真如寺境外(けいがい)仏堂能勢妙見山」(能勢妙見宮)がある。能勢町地黄にある真如寺の飛び地境内という意味だが、真如寺よりもはるかに多くの参詣者を集めている。
山頂付近には能勢妙見宮によって「星嶺」(せいれい)という、能勢妙見宮の紋章をかたどった信徒会館が建てられており、2階の礼拝堂は床が全てガラス張りという仏教の礼拝堂とは思えない構造となっている。
妙見山のパワースポット・見どころ
名草神社
名草神社は、兵庫県養父市の神社。標高1142メートルの妙見山の8合目にあたる標高800メートルの場所に鎮座する。
名草神社の三重塔は、出雲大社の大改修にあたり妙見杉を提供したお礼に、寛文5年(1665年)に出雲大社にあった三重塔を贈られたもの。塔の高さは約23メートル、室町時代の建築物で国指定重要文化財。境内には今も樹齢250年から400年とされる妙見杉の巨木が繁っている。
猿尾滝
猿尾滝(さるおだき)は兵庫県美方郡香美町村岡区にある滝。日本の滝百選に選定されている。
矢田川の支流で、妙見山(1,139メートル)を源とする湯舟川支流の作山川流域にある。猿尾滝ひん岩脈で形成された岩肌を上下2段に分かれて落下する。なお、それぞれの落差は上段39メートル、下段21メートルである。その名の由来は下段の流れが猿の尾に似ていることから名付けられたと言われる。
妙見山にある名草神社参道から眺望される滝として古来より知られていた。江戸時代、この地を治めていた交代寄合(のち村岡藩)山名氏は夏には”ソーメン流し”をして楽しんだと伝えられる。これに因み毎年7月第2日曜日に「猿尾滝祭り」を開催し、大規模な”ソーメン流し”を行いっている。
周囲の原生林はブナ、モミジ、サクラ、ケヤキなどの落葉樹が多く秋には紅葉の名所となる。また、冬には凍結することもあるため氷滝の姿が見られることもある。昭和43年(1968年)兵庫県の名勝及び氷ノ山後山那岐山国定公園に指定された。
Info
参考URL | 北極星信仰の世界的聖地 | 日蓮宗霊場 能勢妙見山 |
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住所 | 〒563-0132 大阪府豊能郡能勢町野間中 |
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類似のパワースポット
摩耶山
摩耶山(まやさん)は兵庫県神戸市灘区、六甲山地の中央に位置する標高702mの山。摩耶山の名は空海が天上寺に釈迦の生母・摩耶夫人(まやぶにん)像を安置したことに由来する。古くは八つの国が見渡せるため八州嶺とも呼ばれていた。兵庫50山の一つ。
山頂近くの掬星台展望台(標高690m)よりの阪神間の夜景が美しい。日本三大夜景のひとつとされる。摩耶の大杉は、摩耶山中にある杉の巨木。幹周り8m。「摩耶の大杉さん」とも呼ばれる。
樹齢1000年とも言われ、約200年前に摩耶山一帯で起きた大水害で奇跡的に生き残ったため、その生命力に驚いた人々が、この木に神霊が宿っているに違いないとして「大杉大明神」の名を与えたという。昭和51年の旧天上寺の大火災の後、火を被ったことが原因で徐々に樹勢が衰え枯死してしまったが、枯れて尚威容を誇っている。
六甲山
六甲山(ろっこうさん)は、兵庫県南東部、神戸市の市街地の西から北にかけて位置する山塊。瀬戸内海国立公園の区域に指定されている。日本三百名山、ふるさと兵庫50山の一つである。
六甲山上からの眺望は開けた景色を望むことができ、西の明石海峡大橋や淡路島、その海岸線に迫る六甲山系が見てとれ、南には金剛山や泉州地域の海岸線、紀伊水道の友ヶ島なども望める。東には生駒山や阪神平野一帯の眺望が可能で、淀川や大阪市内もはっきりと見ることができる。また直下には神戸の市街地や臨海地帯が迫って見えることもあり、その山上からの高低差とスケール感のある広角な視界が得られることにより大変みはらしの良い眺望が可能で、多くの観光客が訪れるスポットである。下界を見下ろせる所々には展望台が設置されており六甲山から見下ろす夜景は日本三大夜景の一つとされている。