機具岩は石川県志賀町にある大小二つの岩。海の中にどっしりと構え、しめ縄で結ばれている。
その昔、能登に織物業を広めた渟名木入比め命(ねなきいりひめのみこと)が山賊に襲われた時、機具を海に投げ込むと、突然二つの岩に変じたという伝説が残る。
伊勢の二見岩に似ているので、別名「能登二見岩」とも呼ばれている。開運・諸願成就・航海安全・精神浄化・恋愛運・金運アップのご利益があるとされています。
機具岩のパワースポット・見どころ
能登半島国定公園
能登半島国定公園の景観の一つである「能登金剛(のとこんごう)」。
石川県羽咋郡志賀町の福浦港から日本一有名なカルスト地形の関野鼻までの海岸線をさします。
その景観の中に「夫婦岩(めおといわ」と呼ばれる場所が3か所あります。
巌門(がんもん)
『巌門』は、老松が生い茂る岩にぽっかりと空いた穴によって、門のように見えることから名付けられました。
この穴は、日本海の荒波により長い年月をかけて浸食されたもので、『巌門』は日本海の波の力強さと、能登の自然の厳しさを象徴する能登金剛の代表的な存在と言えます。
住所:石川県羽咋郡志賀町富来牛下巌門
機具岩(はたごいわ)
日本海の荒波が生み出した断崖絶壁の景観の1つとして、機具岩(はたごいわ)があります。
西向きに立っているので、夕焼けと岩の幻想的な景色を見ることができるそうです。能登の中でも屈指の夕焼けスポットとなっているそうです。
夫婦岩
海に向って左側が女岩。右側が男岩です。その中ほどに小さく寄り添うのが子供岩です。夫婦岩を見に行くと、この岩のように寄り添い合い、笑顔のたえない家族関係を築き上げることができそうです。
Info
参考URL | 機具岩 – ほっと石川旅ねっと |
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アクセス | JR金沢駅からJR羽咋駅まで列車で移動、羽咋駅から北鉄バス富来行に乗車し、七海バス停で下車、徒歩約10分 |
住所 | 石川県志賀町 |
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類似のパワースポット
千葉県富津市:関の犬岩
関の犬岩は、千葉県富津市にある景勝地。一部マニアの間で「S秘境」とも呼ばれる。侵食により形成された不思議な形の巨岩である。厄除けにご利益があるとされています。
和歌山県東牟婁郡:橋杭岩
橋杭岩(はしぐいいわ)は、和歌山県東牟婁郡串本町にある奇岩群。同町の大字鬮野川(くじのかわ)小字橋杭の海岸から紀伊大島方面へ大小約40の岩が南西一列におよそ850メートルもの長きにわたって連続してそそり立っている。直線上に岩が立ち並ぶ姿が橋の杭のように見えることから橋杭岩と呼ばれている。また干潮時には岩の列中ほどに附属する弁天島まで歩いて渡ることができる。
吉野熊野国立公園に属しており、国の名勝や国の天然記念物の指定も受け観光名所となっている。また橋杭岩を通して見る朝日はとても美しいと評判で日本の朝日百選の認定も受けている。
昔弘法大師が天の邪鬼と串本から沖合いの島まで橋をかけることが出来るか否かの賭けを行った。弘法大師が橋の杭をほとんど作り終えたところで天の邪鬼はこのままでは賭けに負けてしまうと思い、ニワトリの鳴きまねをして弘法大師にもう朝が来たと勘違いさせた。弘法大師は諦めて作りかけでその場を去った。そのため橋の杭のみが残ったという。
三重県志摩市:おうむ岩
おうむ岩(鸚鵡岩)は三重県志摩市にある奇岩である。伊勢志摩国立公園に属する。
幅127m、高さ31mの一枚岩で、「語り場」で声を発したり、備え付けの拍子木を打つと、約50m離れた「聞き場」にいる人にはあたかも岩から音が発されているように聞こえる。
地質学的には秩父層群のチャートでできている。また、岩のある和合山の南には仏像構造線が通っていると推定されている。
岩の北には「広の谷」と呼ばれる場所があり、サンゴや層孔虫、二枚貝といった中生代ジュラ紀の化石が発見されている。開運のご利益があるとされています。
長崎県佐世保市:眼鏡岩
「眼鏡岩」は、長崎県の佐世保にある高さ10m、横幅20mの橋のような奇岩。
この地が海だった頃に波の浸食を受け、くり抜かれてできた左右の大穴には、ここで眠っていた鬼が昼寝をしていて、大きく伸びをした時に蹴ってできたという伝説が残っています。
人気コミックを実写化した際に、ロケ地として使われた眼鏡岩。コミックの中では、眼鏡岩の上まで一緒に登った男女は結ばれるとされており、パワースポットとして有名になりました。
沖縄県島尻郡:ミーフガー
ミーフガー(女岩)は沖縄県島尻郡久米島町の久米島にある奇岩。子宝のご利益があるとされています。
裂かれたように穴が開いている奇岩で、女性のシンボルとされている。子宝に恵まれない女性がこの岩に拝むとご利益がある、言い伝えられています。
5月のテッポウユリの時期は花の見所としても有名。ミーフガーのすぐとなりには軍艦岩と呼ばれる岩もある。
兼城港のすぐ沖合いには、「男岩」と呼ばれる小島もある。カラス(ガラサー)の溜まり場だったことから、「ガラサー山」とも呼ばれ、男性が拝むと自信回復につながという。