宍道湖(しんじこ)は、島根県松江市、出雲市、簸川郡斐川町にまたがる湖。湖沼水質保全特別措置法指定湖沼。日本百景。
外海からは境水道、中海、大橋川を介して接続、つまりかなり隔たっているが、それでも淡水湖ではなく汽水湖となっている。
湖畔にある島根県立美術館の芝生に並んだ12匹の「宍道湖うさぎ」が、パワースポットとして人気。12匹のうち、湖から2番目のウサギに西を向きながら触ると幸せが訪れるという噂が広まっている。シジミをお供えするとさらに効果があるという。
美しい夕日を眺められることでも知られ、島根県立美術館近くに宍道湖夕日スポットがある。松江には玉作湯神社(玉造神社)、八重垣神社があり、少し足を延ばすと出雲大社に詣でることもできる。
宍道湖のパワースポット・見どころ
白潟公園(しらかたこうえん)
宍道湖大橋の南詰めから湖畔に沿って約500m広がる公園。パノラマの夕日を観賞することが可能で、ベンチやあずま屋も用意。かつては灯台だったという「青柳楼の大灯籠」、水辺へとナビゲートする散策道が続いています
宍道湖大橋・松江大橋
宍道湖へと続く大橋川にかかわる2つの橋は、夕日を際だたせるオブジェとして活躍。宍道湖大橋には2つの展望スペースも設けられ、広大な視界を橋の上から楽しむことができます。
袖師公園・袖師地蔵
宍道湖の夕日を際だたせる名脇役ならこのポイント。高さ2.5m、宍道湖畔に佇む二体の地蔵は、江戸時代初期に建てられ、現在で三代目。
島根県立美術館
「夕日の見える美術館」としても有名。ロビーの西側をすべてガラス張りにて夕日の観賞のために開放。美術館の湖畔側にはたくさんのオブジェが展示され、写真撮影には絶好のロケーション。縁結びスポッとしても人気の「宍道湖うさぎ」もお出迎え。
宍道湖うさぎ
島根県立美術館前の宍道湖岸の芝生に、カーブを描いて続く12羽のうさぎのプロンズ像が『宍道湖うさぎ』(籔内佐斗司[やぶうちさとし]・作)。前から2羽目のうさぎの像にシジミの貝殻を供え、西の方を向いてやさしくふれると、良縁や幸せが舞い降りるといわれる。
宍道湖観光遊覧船 はくちょう号
宍道湖を約1時間かけて巡る観光遊覧船。最終便のみ「サンセットクルーズ」となり、夕日のベストポイントへとエスコート。湖上に停泊し、デッキへと上がれば、心地よい風を感じながらの夕日観賞が可能です。
Info
参考URL | 宍道湖(しんじこ) – 山陰観光 |
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アクセス | 山陰道松江西ランプよりR9経由宍道湖畔へ(袖師公園へは車で約5分) |
住所 | 島根県松江市 |
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類似のパワースポット
稲佐の浜
稲佐の浜(いなさのはま)は島根県出雲市大社町にある海岸であり、日本の渚百選にも選ばれている。国譲り神話の舞台でもある。国譲り(くにゆずり)とは、天津神が国津神から葦原中国の国譲りを受けるという、葦原中国平定(あしはらのなかつくにへいてい)の伝説のことである。
また稲佐の浜から南へ続く島根半島西部の海岸は「薗の長浜(園の長浜)」と呼ばれ、『出雲国風土記』に記載された「国引き神話」においては、島根半島と佐比売山(三瓶山)とをつなぐ綱であるとされている。国引き神話(くにびきしんわ)とは、出雲国に伝わる神話の一つで、次のような物語である。
八束水臣津野命(やつかみずおみつぬのみこと)は、出雲の国は狭い若国(未完成の国)であるので、他の国の余った土地を引っ張ってきて広く継ぎ足そうとした。そして、佐比売山(三瓶山)と火神岳(大山)に綱をかけ、以下のように「国来国来(くにこくにこ)」と国を引き、できた土地が現在の島根半島であるという。国を引いた綱はそれぞれ薗の長浜(稲佐の浜)と弓浜半島になった。そして、国引きを終えた八束水臣津野命が叫び声とともに大地に杖を突き刺すと木が繁茂し「意宇の杜(おうのもり)」になったという。