大船観音寺(おおふなかんのんじ)は、神奈川県鎌倉市岡本一丁目にある曹洞宗の寺。全長約25mの巨大白衣観音像(大船観音)で知られる。JR大船駅西口より徒歩10分程度。
シンボルともなっている大船観音の他にも、原子爆弾による犠牲者を弔う「原爆被災祈念碑」・「戦没慰霊碑」など第二次世界大戦による犠牲者を弔う碑や、地蔵尊などが立ち並ぶ。
観音像へは、日本人ばかりではなく、東南アジア(特に華僑・上座部仏教信者)などからの参拝客も多く、奉納された灯籠には多国籍な名前が並ぶ。こうしたアジアからの参拝客の増加を受け、1999年(平成11年)より台湾やスリランカなどから僧を招き、法要を行い、各国の民族舞踊を奉納する「ゆめ観音in大船」という祭りが開催されるようになった。
白衣観音像で息災除病、子供の無病成長、子宝、安産のご利益があるとされています。女子プロレスラーのジャガー横田が、四十四歳にして大船観音にお参りして子宝を授かったことで注目されている。
大船観音寺のパワースポット・見どころ
照心閣
御朱印を頂く事ができるのがこの「照心閣」です。この建物は1階が受付になっており、祈祷や法要の受付などもここ照心閣の1階で受付をしています。2階は梅花流の公衆の会場や法要の会場として使われています。
照心閣とは、修行僧が照心古教する所という意味でこの名前が付けられています。照心古教とは、自分の心や行いを写して、自らを反省し善悪を知ることです。
慈光堂
大船観音寺の御本尊は、大船観音ではなくこちらの慈光堂にあります。お正月の三が日だけご開帳されており、平安後期に作られた一木造の観音様である「聖観音立像」を拝む事ができます。高さ81.5cm、台の高さ24.5cmとそこまで大きな観音様ではありません。
一木造りとは、奈良時代から平安時代にかけて取り入れられることの多かった木彫技法の一つです。名前の通り、一本の木から仏像などの像を削り出すものです。今では、綺麗なままの状態で残っている像が少なく、貴重なものとして扱われています。
白衣観音像
白衣観音像とは大船観音の正式名称であり、アクセスの拠点となっている大船駅からもその姿を見ることのできる、大船観音寺のシンボルとも言える巨大な白亜の観音様です。息災除病、子供の無病成長、子宝や安産といった多くのご利益があると言われています。
鎌倉の大仏に引けを取らないくらい巨大な観音様ですが、鎌倉の大仏とは違い台座や胴体がなく、胸像の観音様となっています。山の中に胸から下の部分が埋まっているわけでもありません。
大船観音の大きさは、高さ25メートル、幅19メートル、重さが1915トンもある巨大な観音様です。
鐘楼堂
鐘楼堂とは、寺院内において梵鐘を吊すために設けられた建物です。国宝や重要文化財に指定されている鐘楼も多く寺院の中でも特別な建物となっています。
大分観音寺の鐘楼堂は、味の素株式会社の創設者の長男で三代目社長の鈴木三郎助氏から、昭和39年4月に寄進されたものです。毎日午前6時と正午の時を町中に告げています。
大船観音寺のご利益
招福・開運・息災除病・子宝・安産 など
Info
参考URL | 大船観音寺 |
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アクセス | 大船駅から徒歩で5分 |
拝観時間 | 9:00~17:00 9:00~16:30 冬季 |
拝観料 | |
住所 | 〒247-0072 神奈川県鎌倉市岡本1丁目5−3 |
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