湊川神社(みなとがわじんじゃ)は、兵庫県神戸市中央区にある楠木正成を祭る神社である。国家安泰、開運厄除、家内安全、交通安全などにご利益があるとされています。
1867年(慶応3年)に尾張藩主徳川慶勝により楠社創立の建白がなされ、明治元年(1868年)、それを受けて明治天皇は大楠公の忠義を後世に伝えるため、神社を創建するよう命じ、明治2年(1869年)、墓所・殉節地を含む7,232坪(現在約7,680坪)を境内地と定め、明治5年(1872年)5月24日、湊川神社が創建された。
湊川神社のパワースポット・見どころ
表神門
湊川神社の入口の表神門は昭和17年(1932年)に建立されました。表神門には高松宮宣仁親王によって書かれた「湊川神社」の扁額がかかっています。
社殿
社殿は昭和20年(1945年)の戦災で焼失し、昭和27年(1952年)に鉄筋コンクリート・八棟造りで再建されました。御祭神には楠木正成公をはじめ、楠木正行公・湊川の戦いで殉節された16柱・大楠公夫人が祀られ、開運招福・家内安全・厄除け・安産・流通業・情報業繁栄・交通安全のご利益があります。
拝殿
天井奉納画
拝殿でお詣りをする際に目に付くのが、大青龍が描かれた天井画です。この天井画は兵庫県を代表する「福田眉仙」によって描かれた絵で戦火の被害にあい社殿を再建する際に奉納されました。
遙拝所
境内には「遙拝所」がありました。
なんでも皇居の方を向いているのだそうで、年に数回遙拝が行われているそうです。
徳川光圀公の銅像
境内にあります時代劇でおなじみの徳川光圀(水戸黄門)の銅像があります。
これは水戸光圀公がこの地を訪れ「嗚呼忠臣楠子之墓」と楠木正成の石碑を建立した功績を追慕して昭和30年に完成した銅像です。
史蹟・楠木正成の墓碑(御墓所)
水戸光圀公が建立した碑石で「嗚呼忠臣楠子之墓」(ああちゅうしんなんしのはか)と光圀公がみずから文字を書き岡村元春に刻ませました。
この墓碑の建立によって正成公という人物が世に広く知り渡り、幕末思想の発展を助け明治維新への精神的指導力となったと言われています。幕末維新の坂本龍馬や西郷隆盛などもこの墓前で至誠を誓って国事に奔走しました。
史蹟・楠木正成の戦没地
境内西北隅に位置します楠木正成の戦没地です。延元元年(1336年)に楠木正成が殉節された場所です。この場所は国の指定文化財史蹟に指定されています。
湊川神社の境内社(摂社・末社)
甘南備神社(摂社)
甘南備神社は楠木正成の夫人をご祭神としてお祀りしている神社で戦後復興の際に本殿の右側に合祀されました。
楠本稲荷神社(末社)
楠本稲荷神社のご祭神は倉稲魂命(うかのみたまのみこと)・猿田彦命(さるたひこのみこと)・大宮女命(おおみやめのみこと)の3柱をお祀りしています。
楠本稲荷神社の社殿内裏手には建築業関係にご利益がある三十九稲荷社が鎮座しています。
菊水天満神社(末社)
菊水天満神社のご祭神は菅原道真(すがわらのみちざね)で学業成就・合格祈願のご利益があります。
御神徳
湊川神社の御祭神
湊川神社のご利益
除災招福・開運厄除・家内安全・情報業、流通業繁栄・夫婦円満・健康長寿・大願成就・学業成就 など
Info
参考URL | 湊川神社 |
---|---|
アクセス | ・阪急・阪神・山陽各電車「高速神戸駅」下車、徒歩すぐ ・JR神戸線「神戸駅」下車、湊川神社まで270m、徒歩約3分 ・市営地下鉄・山手線「大倉山駅」下車、湊川神社まで280m、徒歩約3分 ・市営地下鉄・海岸線「ハーバーランド駅」下車、湊川神社まで400m、徒歩約6分 |
拝観時間 | 9時00分~17時00分 |
拝観料 | 無料 |
住所 | 〒650-0015 兵庫県神戸市中央区多聞通3丁目1−1 |
一覧 | 兵庫県のパワースポット一覧 |