田丸神社は、三重県度会郡の神社。元は天神社がこの地にあり、明治14年(1882)の神社合併令で十一社十九祭神を合祀した神社。
「財のたまる」「幸のたまる」ことから田丸神社と称したそうです。
境内の石灯篭や鳥居などは、様々な場所から持ち寄られたもの。毎年受験シーズンを迎えると学問の神様・菅原道真公を祀る、田丸神社は、受験生や家族が訪れ、合格を祈願をし、絵馬を飾る姿で賑わう。学業成就・病気平癒のご利益があるとされています。
【由緒】
明治三十八年冬他界した妻の言葉で「父が以前行った事のある所に宝財として土地を求めよ」に従いそこを訪れたところ昔はその栄を物語るも手入れされず、樹木でおい茂り、中央に池がある荒れ果てた土地があった。 あまりにもひどくあきらめんとしたが去るには地相が如何にも捨て難く購入し地盛り古い池の埋立をしたところ、年を越したころには緑が茂るようになった。この土地の北隅の樹木の木陰に所があり、塵埃をはらい四辺を清め、心からのお祠りをし永世の奉りを誓った。その夜枕辺に稲荷の主神咲栃の神がおたちになり、静かな声で「忠よ汝は善く我安居を清めてきれました。その厚き志に感謝し貯財の道を教えましょう。北半里を出ない中に水田があり土地を求めなさい。そこの地を開けば多くの人がここに居を求め人の為、又家運の為にもなり無上の幸福があなたに訪れるでしょう」の言葉を言い残し幻の如く闇に消えました。その声、裳の姿、畳障子の音までも私の目、耳底にのこり夢と思うも夢でなくその夜は眠ることもできずに夜を明かした。翌年三十九年にそのお告げの通り今の地に咲栃の神をお祀りしたところ多くの方が今日居をかまえられた。その土地こそが、現在のこの地である。 それ以来大正十二年九月一日の大震災又戦災も逃れ、咲栃の神の言に従って開かれた土地は栄え家々は日に日に盛運に進みその神徳に感謝してもしきれないものである。 原忠三郎 謹書より 以後、今にいたるまで「財のたまる」「幸のたまる」「難を逃げる」田丸神社としてあがめられている。(境内掲示より)
田丸神社のパワースポット・見どころ
御神木
本殿前には天地を貫くヒノキの大木の御神木があり、古くはエノキの御神木に降雨・止雨の祈願をする農耕の神でもありました。
願かけなで牛
天神信仰のもと、現在は学業成就、厄災除、病気平癒を願って多くの方が訪れており、天神様の使いといわれる本殿前の臥牛「なで牛」をなでると、願いが成就するといわれています。
たまる石 祓石
社務所付近にもご利益スポットがあり、撫でることで穢れを祓うことができる「祓石」と、願いを託した祈願串を捧げると福がたまる「たまる石」があります。
たまる石の上部に願いを込めた串を捧げると、福がたまるとされている。
御神徳
田丸神社の御祭神
田丸神社のご利益
学業成就、厄災除、病気平癒 など
Info
参考URL | 田丸神社 – 三重県度会郡玉城町 |
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アクセス | ・JR「田丸駅」から徒歩約10分 ・伊勢自動車道玉城ICより約5分 |
拝観時間 | 9時00分~16時00分 |
拝観料 | 無料 |
住所 | 〒519-0416 三重県度会郡玉城町下田辺1041 |
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