北野天満神社(きたのてんまんじんじゃ)は、兵庫県神戸市中央区北野町にある天満宮の1つである。合格・学業成就、恋愛成就、厄除け、芸能などにご利益があるとされています。
平清盛が治承4年(1180年)6月に福原に遷都するにあたり、禁裏守護・鬼門鎮護の神として京都の北野天満宮を勧請して祀ったと伝えられる。異人館の密集地域で、神戸大空襲にも、阪神・淡路大震災にも本殿は耐えた。
北野天満神社の手水所にある鯉の像「叶い鯉」は、水をかけて祈願すると”恋”が叶うといわれ、恋愛成就のパワースポットとして人気を集めている。
北野天満神社のパワースポット・見どころ
なで牛
境内には、神の使いとして十数体の牛の像が祀られています。人々が古くから、天神様の使い「牛の像」に願いを込めて撫でていたため、なで牛の頭を撫でると、1つだけ願いが叶うと伝えられています。
また、ほとんどのなで牛が腰を降ろした姿ですが、実は1体だけ立った姿勢で飾られています。現在もその理由がわかっていない「立ち牛」も、ご覧になってはいかがでしょうか。
縁結びの”かない鯉”
神戸北野天満神社の境内には、”かない鯉”もいます。石段を上がってすぐ、右手で出迎えてくれるのがかない鯉です。
元々は手を洗い清めるためのお手水だったそうです。
ただ古くから霊言あらたかで、人々が自然と手を合わせたことから、水をかけることで願いが叶うという信仰が生まれたとされています。鯉(=恋)に水をかけることから、恋愛成就のご利益が期待できるのだそうです。
約1,500本の梅
菅原道真公ゆかりの梅50種・約1,500本があり、約2万坪の境内で、紅白の梅が咲き誇ります。
早咲きの梅は例年12月中旬頃からつぼみがふくらみ始め、正月明けから開花。徐々に咲き繋ぎ、3月末頃まで長く楽しめます。
もみじ苑
梅苑が有名ですが、紅葉でも名高いのが北野天満宮。約350本の紅葉を有する「もみじ苑」があり、紙屋川にかかる朱塗りの太鼓橋「鶯橋」や、茶室の梅交軒に設けた舞台からの眺めは絶景です。
水かけみくじ
手水舎には他に「水かけみくじ」があり、手水舎前にある臼に張っている水に浸し文字を浮かび上がらせます。
北野天満神社の境内社
天高稲荷神社
家内安全・商売繁盛のご利益があります。
薬照大明神
心身健康・病気平癒のご利益があります。
北野水天宮
ご祭神は水の神をお祀りし安産のご利益があります。
白龍大善神
ご祭神は水の神をお祀りし開運招福、水難・災難除けのご利益があります。
御神徳
北野天満神社の御祭神
北野天満宮とは、学問の神様「菅原道真公」を祀る、全国天満宮の総本社です。学業成就や厄除けのご利益があるとされ、多くの参拝客で賑わいます。
始まりは947年。天神信仰の発祥の地であり、親しみをこめて「北野の天神さん」「北野さん」と呼ばれています。
北野天満神社のご利益
合格・学業成就・恋愛成就・厄除け・芸能・学問の成就・芸能の成就・子どもの守神・冤罪を晴らす・厄除け など
行事
天神さんの日
毎月25日は「天神さんの日」として縁日が開催。参道には6~21時頃まで、多くの露店が軒を連ねます。
日没からは、350の石灯籠と250の釣灯篭が一斉にライトアップ。国宝である御本殿を始めとした社殿が照らされ、幻想的な光景をご覧いただけます。
天神さんの七不思議
- 影向松
- 筋違いの本殿
- 星欠の三光門
- 大黒天の燈籠
- 唯一の立ち牛
- 裏の社
- 天狗山
北野天満宮には、古くから伝わる七不思議があり、信仰の対象として大切にされてきました。例えば、御神木の1本松「影向松(ようごうのまつ)」について。
立冬から立春前日までに初雪が降ると、天神さまが降臨され、詩を詠まれるという伝説があります。現在はそれにちなみ、初雪が降った日には、影向松に硯と筆と墨をお供えする「初雪祭」の神事が行われています。
Info
参考URL | 天空の杜 神戸北野天満神社 |
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アクセス | JR・阪急・阪神・神戸市営地下鉄「三宮駅」より北へ徒歩20分。神戸市営地下鉄・山陽新幹線「新神戸駅」より西へ徒歩15分。シティループバス「三宮駅」から「北野異人館」下車後、徒歩5分。 |
拝観時間 | 7時30分~17時00分(拝観) |
拝観料 | 年中無料 |
住所 | 〒650-0002 兵庫県神戸市中央区北野町3丁目12−1 |
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