金剛福寺(こんごうふくじ)は、高知県土佐清水市にある寺院。蹉跎山(さだざん)、補陀洛院(ふだらくいん)と号す。宗派は真言宗豊山派。
本尊は千手観世音菩薩。四国八十八箇所霊場の第三十八番札所。境内には亜熱帯植物が繁っている。
足摺岬の遊歩道付近には、ゆるぎ石、亀石、刀の石、亀呼び場、竜橙の松、竜の駒、名号の岩の「弘法大師の七不思議」の伝説が残されている。
山号の文字「蹉」も「跎」もともに「つまづく」の意味で、この地が難所であったことを示している。除病・長寿などのご利益があるとされています。
金剛福寺のパワースポット・見どころ
仁王門
こちらには、嵯峨天皇の宸筆で「補陀落東門」と彫られた扁額(へんがく)があります。嵯峨天皇は弘法大師、橘逸勢と並び「三筆」と称され、平安初期の書道家としても高名でした。
本堂
本尊は弘法大師が彫ったとされる木造三面千手観世音菩薩立像。県指定の保護有形文化財です。本堂内に安置されている不動明王・毘沙門天も、土佐清水市指定の有形文化財です。
本堂裏には五智如来、十三仏、千手観音の鋳造仏など、108もの仏像が安置されています。
護摩堂
本堂手前右にあるのが護摩堂です。
多宝塔
護摩堂右の多宝塔は存在感があります。
愛染堂
大師亀
「大師堂」ならぬ「大師亀」。手水場の付近にある石造りの亀で、頭をなでてお参りするとご利益があるとされています。かつて、大師が亀を呼び、海の岩の上に座り修行したという伝説があります。
金剛福寺のご本尊
金剛福寺のご本尊は、木造三面千手観世音菩薩立像です。1342年、暦応5年の作品であるとされています。秘仏であることから、通常は本堂後ろの耐火室に安置されており、通常はその姿を拝むことはできません。
金剛福寺のご利益
ご利益は「厄難回避」「延命」「病気平癒」「夫婦円満」などさまざま。この世にいる間に享受できる「現世利益」だけでなく、死後に享受できるとされる「後世利益」をうたっているのも、千手観音菩薩像の特徴です。
Info
参考URL | 第38番札所 金剛福寺 – 土佐清水市 |
---|---|
アクセス | 多ノ郷駅から車で20分 |
拝観時間 | 7時00分~17時00分 |
拝観料 | |
住所 | 〒787-0315 高知県土佐清水市足摺岬214−1 |
一覧 | 高知県のパワースポット一覧 |