龍光寺(りゅうこうじ)は、愛媛県宇和島市にある寺院。稲荷山(いなりざん)、護国院(ごこくいん)と号す。本尊は十一面観音。宗派は真言宗御室派。四国八十八箇所霊場の第四十一番札所。
龍光寺は弘法大師(空海)が開いた寺として知られています。弘法大師は平安時代の僧侶で、中国から真言密教を日本にもたらした人物です。
弘法大師は真言宗の開祖でもあり、生まれ故郷である四国で行っていた修業時代の霊跡は、パワースポットとなっています。四国八十八箇霊場もその1つで、その中に龍光寺も含まれています。
龍光寺に伝わる言い伝えによれば、弘法大師がこの地を巡った時に白髪の老人が目の前に現れました。この老人が五穀大明神の化身と感じた弘法大師は、稲荷明神像をつくってお堂を建てて安置することにしたのが始まりです。
本地仏である十一面観音菩薩もつくり、脇侍の不動明王や毘沙門天も一緒に安置することにしました。それにより四国霊場の総鎮守の寺となり、稲荷山龍光寺が開基されたのです。地元の人々には、「三間のお稲荷さん」と呼ばれて親しまれています。
神仏習合の寺として、三間の稲荷として親しまれた。神仏分離で旧本堂は稲荷社とされ、現在の本堂は新たに建立されたものである。無病息災、厄除け、安産祈願にご利益があるとされています。
龍光寺のパワースポット・見どころ
本堂
本堂に祀られている観世音菩薩や脇侍、稲荷大名神は見どころ。さらに10センチほどで黒色の、伝説の竜の玉が奉納されています。
こちらはかつて、同地の庄屋が川原で龍に襲われた際、腰の刀がひとりでに抜けたちまち竜の目をくりぬき、その目がのちに奉納されたものだと言われています。
大師堂
大師堂手前左側の「南予七福神」です。
伊予遍路道 仏木寺道
龍光寺本殿内、およびコスモスで有名な42番仏木寺への道は、国の史跡として認定されています。
また龍光寺本殿自体も、宇和島市の指定有形文化財です。
龍光寺
龍光寺は四国八十八箇所霊場の1つなので、全体がパワースポットになっています。神と仏が並び立つ他の地域ではあまり目にすることがない霊場でもあります。
参道の入口には石で出来た鳥居が建っています。それから参道の両側には民家が建ち並んでいます。参道の石段を上って行くと、狛犬が出迎えてくれます。
狛犬は仁王像に代わって寺を守護する役割を担っています。境内には神の使いである狐とお地蔵さんが並んでおり、神と仏が一緒に同居しているのが特徴です。
龍光寺には、「龍の目玉」と呼ばれる石が本堂に祀られています。直径10cmほどの黒い石で、小さな祠に入れられています。
まるで龍の目に見えることから、龍の目玉と呼ばれるようになりました。寺の名前にちなんで地元の庄屋が奉納したと伝えられています。
この地域に秘められたパワーが宿るパワーストーンともいえます。
龍光寺は五穀豊穣を願う人や商売繁盛を願う人が祈願に訪れていた歴史があります。
龍光寺のご利益
龍光寺は、四国八十八か所霊場の41番札所です。地元では「三間(みま)のおいなりさん」と呼ばれて親しまれています。
御祭神は、五穀豊穣の神様である「稲荷大明神」が祀られています。龍光寺のご利益は「商売繁盛」「出世」などです。
龍光寺の属性
龍光寺は風属性のパワースポットとされています。
風属性は「活性化力・癒し力」を持っている人です。
風向きが変わる、風が変わるなど「時間の流れ」に 関連する自然エネルギーと深く関わる人です。
また色んな人の風向きを変える力を持っている人です。良くも悪くも相手の風向きを変えてしまいます。
その結果、あなたも何らからの影響を得る可能性があります。
影響力が強い人なので言葉・行動に注意していきましょう。風属性のパワースポットに訪れ新しい風を吹かせてはどうでしょう?
お稲荷さんの大祭
毎年3月の第一日曜日に行われる「三間のお稲荷さん」を祝うお祭りです。
この日は多くの地元のかたで龍光寺が賑わい、みんなで商売繁盛、五穀豊穣をお祈りします。
Info
参考URL | 稲荷山 護国院 龍光寺 – 四国八十八ヶ所霊場会 |
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アクセス | 伊予宮野下駅から徒歩で15分 三間ICから車で5分 |
拝観時間 | |
拝観料 | |
住所 | 〒798-1115 愛媛県宇和島市三間町戸雁173 |
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