花窟神社(はなのいわやじんじゃ)は三重県熊野市有馬町に所在する神社。伊弉冊尊と軻遇突智尊を祀る。縁結びのご利益があるとされています。
今日に至るまで社殿はなく、熊野灘に面した巨岩が御神体であり、和歌山県新宮市の神倉神社とともに熊野における自然信仰(巨岩信仰・磐座信仰)の姿を今日に伝えている。
2004年、世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部(熊野参詣道伊勢路の一部)として登録された。
花窟神社のパワースポット・見どころ
磐座(いわくら)
直径1メートルほどの大きな丸い石があり、しめ縄がかけてあります。
この丸石は「ご神体である磐座(いわくら)から落ちてきた」と伝えられるご神体。「体の痛い場所をさすってから、この石に触れると痛みが良くなる」とも言われている石です。
黄泉がえりの聖地
花の窟のご神体は、高さが45メートル。視界に入りきれないほどの巨大な岩です。見上げると岩の頂上には、綱がかかっています。「黄泉がえりの聖地」と呼ばれているご神体です。
参籠殿(さんろうでん)
静寂な空気が流れる参道の行き着く場所には、手前に1対の狛犬が鎮座している参籠殿(さんろうでん)があります。参籠殿には社務所があります。
王子ノ窟
「花の窟神社」の御神体の前に祀られている御祭神イザナミの拝所の真横には、彼女が火傷を負って命を落とした原因を作った息子であり火の神であったカグツチノミコトの「王子ノ窟(聖ノ窟)」と彼の神霊が祀られている拝所もあります。「王子ノ窟(聖ノ窟)」とは高さ約12mの岩でありイザナミの息子である事から「王子ノ窟」と呼ばれています。
イザナミの息子であり火の神であったカグツチノミコトは、妻であったイザナミが亡くなった事により激怒した父のイザナギにより生後間もなくして十拳剣「天之尾羽張(アメノオハバリ)」で刺殺されてしまいました。神聖な場所である白石の上は土足禁止となっています。参拝で白石の上に上がる時は靴を脱いでから上がるようにして下さい。
稲荷神社
「花の窟神社」の境内の参道入り口の近くに沢山の真っ赤な鳥居が並んで立っており、その下をくぐり抜けると2つの祠が並んでおり大きい祠の方が「稲荷神社」です。元々農業の神様であるそのご利益は五穀豊穣ですが、現在は商売の神様や産業全般の神様としても祀られています。「稲荷神社」では多種多様なご利益を頂く事ができます。
「稲荷神社」のご利益には五穀豊穣・商売繁盛・産業興隆・家内安全・病気平癒・心願成就・交通安全・厄除・開運祈祷のご利益など数多くのご利益を頂く事ができます。沢山の鳥居が並んでいるのは沢山の「願い事が通る」と「鳥居を通る」を掛け合わせているからだと言われています。
龍神神社の黄金竜神
「稲荷神社」の隣には「龍神神社」も鎮座しており、運気を上げる縁起の良い神様として有名な「黄金竜神」が祀られています。「花の窟神社」の「黄金竜神」は社を構えた神様として祀られており、開運招福・運気上昇・商売繁盛・金運アップ・学業成就のご利益などの有難いご利益を頂く事ができます。
御神徳
花窟神社の御祭神
花窟神社のご利益
縁結び、商売繁盛、防火、出世開運、五穀豊穣・商売繁盛・産業興隆・家内安全・病気平癒・心願成就・交通安全・厄除・開運祈祷 など
花の窟神社の絵馬石
七里御浜の丸い白石を拾ってきて御神体の表面に無数にあいている浸食された穴に願いを込めて入れると願いが叶うと言われています。この奉納された絵馬石と呼ばれる白石をよく見てみると願い事が書かれています。自然崇拝を重んじる「花の窟神社」では絵馬の代わりに石が用いられています。
Info
参考URL | 世界遺産 花の窟神社(はなのいわや) |
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アクセス | ・熊野市駅からバスで7分 ・熊野尾鷲道路 熊野大泊IC→R42から車で5分 |
拝観時間 | 自由 |
拝観料 | 無料 |
住所 | 〒519-4325 三重県熊野市有馬町130 |
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